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大学生のぶっちゃけ質問FQA

なかなか聞けない
仕事にまつわる質問

これから「就職する」学生の皆さん。
「夢」や「希望」に胸を膨らませると同時に
いろいろな不安もあると思います。
そこで、島根県在住の大学生の皆さんから、
普段なかなか口に出せない「本音」の質問を集め、
キャリアコンサルタントの寺本直美さんに
答えて頂きました。

Q1

アルバイトで失敗が多く、いつも怒られています。
仕事が出来るようになるには、どうしたらいいでしょうか?(大学4年生・男子)

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「逆にチャンス!
自分を知る良いきっかけに!」

 4年生ってことはもう就活をはじめているのかな?アルバイト経験も期間も長いのかな?
 まず、「失敗」について、アルバイト先でいつもどんな時に失敗しているのか、なぜだろう??と自分を分析してみましょう!自分に合ってない業種だったかもしれない、チームでの連携が苦手、あるいは人前が苦手など、アルバイト先の「失敗」を自己分析できるチャンスだと思ってみてください。違うアルバイト先を試してみることも向き不向きがわかるのでおすすめです。
 次に「仕事が出来る」ことについて、どんな職業でも考えられる対策をお伝えします。「仕事が出来る」人になるためには、職場で相談できる人を探しましょう!職場の先輩、上司、周りの大人に相談することで具体的な「出来る」の指標ができます。そこから得た意見をもとに、自分で納得し、実践してみましょう。相談者をみつけることで、自分で自分に気づく。社会に出る時には、相談できる人を探し、増やしていくのも能力です。

Q2

人付き合いが得意ではありません。社会に出て、パワハラやいじめを受けたりしないか心配です。今からでも取り組める対策はありますか?(大学4年生・男子)

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「無理しなくていい、
ありのままで!」 

 「人付き合い」=「話し上手」だと思っていませんか?学生さんの多くは、「コミュニケーション=話し上手」と思っています。意外に思われるかもしれませんが、インターネットやスマホが普及している今、メールやアプリなどテキストでのやりとりも人付き合いのひとつなので、無理に会って話さなくても良いです。さらに、あなたらしい顔文字やアバターを利用して感情豊かなテキストにすることで、受け手に好印象を与えることができますよ。
 パワハラやいじめは、自分と相手の間にギャップや思い込みがあることで起きがちです。そこでギャップを埋めるのに、あなた自身の性格・傾向を周りの人にそれとなく伝える努力をすることをおすすめします。同時に、周りの人たちをよく観察して、心のツボを見つけましょう。
 もうひとつ、すぐにでも取り組めるトレーニングとして、感謝の言葉や相手を思いやる言動をすることです。たどたどしい言葉でも相手に伝わる気持ちのこもった「心」を出していきましょう。

Q3

年収がいい企業やイメージがいい企業ほどブラックな噂を聞き、不安です。 企業の実態を知る方法はないでしょうか?(大学4年生・女子)

answer answer

「インターンを
5日以上体験するのがオススメ」 

 今はインターンを活用するのが一番のおすすめ。特にジョブカフェしまねでは島根県内のインターン受け入れ企業を紹介しています。インターンを5日以上経験することが、企業の実態を知る手っ取り早い手段です。チャンスがあれば飛び込んでみてください。
 さて、「イメージがいい企業」とは、どこで判断したのでしょうか。CMやインターネット、親族からの刷り込みからできた価値観でしょうか?もし、企業の悪い噂があるとしたら、良い噂も積極的に調べて比較してみましょう。もしかしたらあなたの価値観が変わるかもしれません。気になる企業が大切にしていることを調べて、自分の価値観や、自分のライフスタイルにあった企業を選択していけば、おのずとあなたの不安は回避できるかもしれませんよ。

Q4

「石の上にも3年」と言いますが、合わないと感じる職場でも3年は我慢して働いたほうがいいんでしょうか?(大学3年生・男子)

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「我慢の必要なし!
ただし、続ける価値もあります」

 自分が適さないと感じた職場はすぐにでも辞めても良いし、転職という道もあるので3年もいなくていいです。辞める指標は、悩んでる期間、自分の価値観と乖離しているか、またその先に自分の成長している姿が見えるかどうかが鍵でしょう。
 「石の上にも3年」という言葉は硬い石の上に座り我慢をする、止まっている3年間のイメージがついているかもしれません。しかしキャリアでいう3年はあなたに合う職場、合わない職場関係なく、しっかり仕事に向き合った分だけの経験は確かに積み上がるでしょう。「辞めても良い」と書きましたが、3年間続けることは、確実にあなたの力になることも事実です。

就活で心配なこと

やりたいことや得意なことがありません。
どのようにして就職先を選べばいいのでしょうか。

楽しそうに働いている人を探そう!

 100%自分にぴったり合う仕事はみつからないでしょう(幻想を抱いているかもしれない)。一生同じ仕事を続けることを考えるから、100%を求めてしまいがちですが、今の時代、副業もあるし、パラレルキャリアもあるので、いろんな職業を経験してみることで、「やりたいこと」「得意なこと」が見つかっていくのです。まずは気になった企業を調べましょう。そしてアルバイトや、インターンを試してみましょう。
 あと、1人でも2人でもいいので、働いていて楽しそうな人をみつけてください。スーパーでも、飲食店でも。自分の身近なところで探してみましょう。観察することで、「働く」を知り、新たな気付きが生まれることがありますよ。

友達に「空気が読めない」「話しがつまらない」と 言われます。面接などで上手く話せるか不安です。

面接官は友人ではないよ!

 面接する相手は友人ではないので、安心してください。
逆に知らない大人だと話せたりします。面接官が知りたいことは、人物像。自社にあっているかどうか。清潔感があるか。 想いが伝わるか。大人は人を見る目があるので、自分らしさを見せることが大事です。
 そして、敬語が使えるかも大切なポイントです。山陰という土地柄、標準語だと思って話していても違う場合があります。 きちんと学び、トレーニングすることがおすすめです。  上手に話す人は接客業でアルバイトしていたりで、そつなく答えられる傾向があります。接客業を経験することも不安を取り除く訓練になるかもしれません。

寺本直美

就活中のみなさんへ

 「就活」が目的になっていませんか?企業に入社することをゴールにしてしまうと、その先の人生設計が組み立たず、進めなくなります。少なくとも5年先を見据えて考え、勉強やスキル取得などの計画をすることをお勧めします。
 「就活中」は自己分析する尊い時間です。かつてないくらいの時間をつかって自分を振り返り、自分に気づき、納得する、大切な時間だと思って過ごしてください。

PROFILE

組織改善キャリアコンサルタント
キャリア・ディベロップメント・アドバイザー
寺本 直美
Naomi Teramoto

日本福祉大学福祉経営学部卒
介護教員講習会修了/介護福祉学会所属

1976年生まれ 島根県松江市在住
介護福祉士として介護の現場で従事した後、介護福祉士専門学校にて専任教員として人材育成に5年間携わる。専門学校を退職後、フリーランスの介護人財育成講師となり、年間100件以上の講師活動を行う。「組織は一人一人の意識が変わらなければ、何も変わらないんだ」ということに気づき、2016年には国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在は、企業や個人から、キャリアコンサルティングの依頼を受け、従業員や個人の成長に関わるサポートを提供している。また、ハローワークでジョブ・カード作成アドバイザーの経歴もある。