先輩のホンネ
2024年11月10日掲載
島根県
出雲市古志町3775
0853-21-2631
島根県畜産技術センター
小川 康太さん
2018年
広島県からIターン
入庁したきっかけは?
大学進学時は牛の臨床医を目指していました。在学中に公務員獣医師の職域を知り、大学4年夏に島根県獣医師インターンシップに参加しました。そこで農林水産分野の家畜衛生業務や研究業務に魅力を感じ入庁を決めました。島根県の獣医師修学資金制度が充実していたことも決めての一つです。
県内企業に就職するにあたって、両親や家族の影響はありましたか?
獣医師修学資金の貸与を決める前、両親に相談しました。貸与期間に応じた年数島根県で従事する必要がありますが、「仕事が気に入ればそのまま島根にいてもいいし、合わなくても社会勉強と思って恩を返しなさい」と快く背中を押してくれました。
具体的に任されている仕事は?
肉質良く優秀な黒毛和種雌牛から効率的に優良遺伝資源を生産する手段の一つである、受精卵移植技術について研究しています。また受精卵移植技術の利用を促進するため、受精卵の生産と供給を行い、学会や技術者の養成講習会を通じて技術を畜産現場に普及しています。
入社してみてやりがいを感じることを教えてください。
畜産技術センターは県内でも特に優れた遺伝子を持つ雄牛を種雄牛として繋養しており、人工授精用精液を作成し供給しています。種雄牛(候補牛)の中には私が受精卵移植技術を活用して出生したスーパー種雄牛「暁之藤」号がいます。種雄牛の活躍を願うことは、我が子の成長を見守るようで楽しいです。
島根県内の企業に就職するにあたって不安だったこと、また入社してみてよかったことは何ですか?
入庁前は、島根県は東西に長く、電車やバスといった公共交通機関の便が良くないため、転勤が付き物の県職員生活への不安がありました。ただ今は東西を結ぶ高速道路の整備が進められており、車での通勤圏内も広がっているため、その不安も解消されつつあります。
就活生へのメッセージ
島根県獣医師職場体験実習では、家畜診療所ともタッグを組み、他県以上にボリュームのある学びの多い実習を企画しています。実際の現場を見学できる良い機会ですので、多くの就活生にこの実習へ参加して頂きたいです。
掲載記事を見て、実際に話を聞きたくなり、就活生が企業の先輩にお問い合わせした場合、対応できますか?
できます。