先輩のホンネ

2025年03月2日掲載
社会福祉法人石見さくら会
邑智郡邑南町矢上347
0855-95-2504
医務(看護師)
佐布 楓さん
2024年
鳥取県からIターン
入社したきっかけは?
島根県内の病院で就職し、心身ともに疲弊しきっていた時、知人に「邑南町に来てみない?」と提案を受けました。邑南町という名前すら知らなかった私ですが、心機一転行ってみようと決意しました。看護学生時代、実習で行かせていただいた特別養護老人ホームが忘れられず、また、桃源の家の「科学的介護」に魅力を感じ、本施設に入社しました。
県内企業に就職するにあたって、両親や家族の影響はありましたか?
家族はきっと、退職するなら実家に帰ってくるよう言ってくれると分かっていたため何も相談はせず、桃源の家の内定が決まったのち家族に報告しました。やはり「なんで相談なしにそんな遠い所に行くの」と言われましたが、今いきいきと働いている姿を見て「邑南町に行って良かったね」と言ってくれています。
具体的に任されている仕事は?
利用者さまの健康管理が主な仕事です。バイタルサインや利用者さまの訴え、介護士さんからの報告などから状態を把握し、嘱託医から指示をもらいながらケアを行っています。また病院への受診介助や、急変時対応、夜間のオンコール対応なども行っています。
入社してみてやりがいを感じることを教えてください。
特別養護老人ホームではショートステイ利用者さまも含め、約100名の利用者さまが生活されています。病棟では一つの科の患者さまのみと関わりますが、施設では100名いれば100通りの既往歴があり、いままで知らなかった疾患や症状に出会う事が多くあります。そのたびに新たな知識を得ることができ、その知識が実践に生かせたとき、とてもやりがいを感じます。
島根県内の企業に就職するにあたって不安だったこと、また入社してみてよかったことは何ですか?
知り合いがほとんどいない土地でうまくやっていけるのか不安でしたが、地域の方々の温かさに何度も助けられました。桃源の家では、業務内容を丁寧に教えてくださったり、いつでも相談に乗ってくださる先輩方がたくさんおられるため、のびのびと働くことが出来ています。また、学びたいことに対して研修やeラーニングを積極的に受講させてもらえるため、仕事に対するモチベーションを高く保つことができています。
就活生へのメッセージ
学生時代からよく「病棟で3年は働かないと1人前の看護師になれない」と言われてきた分、今でも転職したことが正しい選択だったのかと自問自答する日々です。しかし、転職後自分らしくいきいきと働けているのは明らかで、社会的な体裁もとても大事ですが、自分の心にしたがって就職先を決めるのも1つの正解なのではないかと思います。
掲載記事を見て、実際に話を聞きたくなり、就活生が企業の先輩にお問い合わせした場合、対応できますか?
できます。